最果ての地

思えば遠くへ来たもんだ

ボンベイ

インドで食べたもの

到着直後の晩ごはん インド出張は専らANAのムンバイ行き直行便を利用。昼前に成田を発ってムンバイに到着するのが夜というスケジュールで、フライト中は機内食を食べずにひたすら寝ていることが多く、晩ごはんはホテルに入ってからルームサービスで、という…

震撼の上海

2008年6月某日、香港から上海に出張する機会があった。 ちょうど日本から出張で来られているN先輩、上海支社のK先輩、M後輩と夕食を一緒することにした。N先輩は私の後任としてボンベイに駐在された方で私が香港に転勤になってから暫くお会い出来ずにいたの…

いつもVIPなSさん

ボンベイでお世話になった知人の方でSさんという方がおられます。学生時代はホッケーで鳴らしたスラっとしたナイスガイです。この方、出入国の際にイミグレ通過しようとすると必ず特別室に案内されるVIPでした。なぜなら国際手配されている佐々木規夫という…

美少年タージマハルに100回行く

駐在していると色々な人がやって来る。会社の偉い人、偉そうな人、上司、同僚、後輩、友達、親族などなど。偉い方が来られるとなると取引先訪問といった通常業務だけではなくて観光のアレンジなんかもやることになる。 インドの観光と言えば鉄板なのがタージ…

ボンベイでの素敵な出会い

駐在中の素敵な出会いをダイジェストで御紹介 インド出張3ヶ月 石材屋のおっさん ある日タージマハルホテルのShamianaというコーヒーショップでお一人様ランチを楽しんでいました。いつもは事務所近くのチャイニーズとかインド料理とかのランチが多いのです…

一字違いで大違い

もう30年もまえの話ボンベイ駐在の辞令を受け取った日の夜に田舎の母に電話した。 [word_balloon id="6" size="S" position="L" radius="false" name="" balloon="talk" balloon_shadow="true"]あ、お母ちゃん、あのなぁ、こんどボンベイに駐在することにな…

美少年ゴルフデビューする ― 2

同じ組で周るメンバーと挨拶を交わしつついよいよグリーンに移動。この間何を話したか全く覚えていない。会長以外のメンバーの名前も顔も全く覚えていない。会長以外の人のことを気にしている余裕が無かっただけだ。綺麗に刈り込まれた芝生のコースは広々と…

美少年ゴルフデビューする

一人で駐在していると土日の過ごし方が非常に難しい。ショッピングに出るにしても一人ではなんとも味気ない。当時のムンバイには若い美少年の購買欲を擽るようなモノは皆無に等しかった。人によって興味の対象は違うと思うがまだ若い美少年にはインド雑貨や…

懐かしいダイアルアップ音

その昔、事務所や家でこんな音を耳にすることが多かったのでは? モデム同士がシェイクハンドする際に発生する音なんですが、今は全く聞かなくなりました。 回線品質最悪のインドで電話にFAXにと悪戦苦闘する日々を送っていた厚顔駐在員は無謀にもインドから…

remove battery from your wrist watch before boarding

ボンベイでの連続爆弾事件の後だったろうか、デリー出張に出かけた日のSahar空港で国内線フライト搭乗時にセキュリティチェックでの出来事。 腕時計の電池を取り外せとか言ってるし・・・・ たまたま美少年の腕時計はOMEGA SPEEDMASTER自動巻きだったのでバ…

can not come to office because of rain

雨季が始まった頃事務所スタッフの一人から朝早く自宅に電話があった。 曰く雨のせいで今日は事務所に行けません。 無理しなくていいからね。

your flight is scheduled next year

ハイデラバードからボンベイに戻る国内線のチェックインでの出来事 チケットをチェックインカウンターの係員に渡したら、あなたのフライトは来年ですよって言われた。こいつ何をふざけてるんだと戻されたチケットを見たら確かにフライトは来年の今日のものだ…

you must be smuggling gold

いつだったか一時帰国してボンベイに戻ったとき入国審査後の税関で「おまえ、Goldを密輸しているだろう」とかなり高圧的な態度で迫られた。この"You must be....."というインド英語独特のフレーズも妙に癪にさわるが、いかにも我はエリート也といった態度に…

episode 6 死に至る病

1994年のある日取引先のA氏がふらりと事務所にやって来た。常日頃彼は午前中から午後にかけてユーザーを訪問し新しい引き合いやらオーダーの調整やらをやった後にうちの事務所にやって来て打ち合わせを行うことが多かった。毎日来るわけではないが週に2−3回…

episode 5 俺は世界標準の男になる!

時間は少しだけ遡る。 インド駐在を命じられてから考えていたことがあった。 [point_maker type="simple_icon" base_color="sulphur_yellow" title_icon="blank-icon" title_color_background="true" title_color_border="true" content_type="text" content…

episode 4 繋がらない電話と読めないファックス

30年近く前の話です。兎に角当時の通信インフラはそれはもうお粗末なものでした。 街角では電話会社のエンジニアがボロボロの交換機ユニットを開けてあれやこれや作業している姿をよく見かけた。覗いてみるとユニットの中身は錆さ錆びでボロボロの接続ワイ…

episode 3 3.12連続爆弾事件

1993年3月12日午前中、紅顔の美少年は☆彡社ボンベイ支店でR氏と商談を終えた。それまで懸案になっていた価格問題もお互いの納得のゆく形で決着させることが出来、R氏の誘いで彼の事務所近くのレストランで昼食を一緒にすることになった。来たのはもちろんベ…

episode 2 戒厳の朝

12月のある朝TVのローカルニュースをぼんやり眺めていたらなんかムスリムの大御所みたいな感じのおっさんがえらい剣幕で怒っていた。別のチャンネルではヒンドゥのおっさんがに青筋を立てて今にもひっくり返らんばかりの勢いで怒鳴り散らしていた。何を言っ…

episode 1 紅顔の美少年じゃがいもを買う

香港からボンベイへのフライトは私以外はインド人、インド人、インド人、中東の人、空席、西洋人、東洋人、インド人、インド人、インド人てな具合でインド人がほとんどでした。機内食を指差しこれはベジか?とまるで呪文のように問いかけるインド人乗客を嫌…

prologue 紅顔の美少年

A long time ago in a galaxy far,far away…. まだインターネットも携帯電話も普及していない時代、ちょうどファックスがビジネス界隈で重宝がられ始めた時代、私はインド駐在を命じられました。確か1993年頃だったと記憶しています。もう30年近く前の話です…

朝食はマサラオムレツ

インドで覚えたマサラオムレツを朝食に頂くことが多いです。 ネギ、唐辛子などをたっぷり入れてパンと一緒に。う〜んたまらん